昨日のこと。
出先だったけど「今、どこですか？」と
ryuさんから電話をもらい
「お天気が良いから」
ちょっとだけ、
脚慣らしに歩こうという事になった。
車で合流して目的地まで2人の車の後ろから走った。
わたしは運転が苦手だからゆっくり走ってくれる。
だんだん狭くなる農道が山の麓まで続く。
到着すると2人はハイキング出来る軽装で
ryuさんはトラッキングポールの握るところのゴムがニチャニチャして手が黒くなると言って枯草で擦っている。
わたしはお腹がきついジーンズとスニーカー、
だけど娘のワンピース（下にジーンズ）とショートブーツの足元を心配してくれて、
無理しないで、登れなかったらやめておこうと言ってくれる。
多分大丈夫と言って歩き始めた。
入り口近くのなだらかな道がずっと続くように見えたハイキングコースを
「きれいやなぁ、いい所やなぁ」と
はしゃいだ気持ちでついて行く。
Eっちゃんがその辺の落ちている枝を拾って杖にするのを見た頃は、
まだ全然平気な調子。
落葉樹に囲まれた美しい雑木林
上を見上げたり横を見たり
「寒葵が少なくなった」とryuさん達が言う
カンアオイとギフチョウの説明も興味深い
寒葵の葉を教えてもらって足元を探しながら進む。
スカートの裾をジーンズの中に入れて片手に携帯の娘にも、
その辺りの枝を拾ってやり使うように促す。
先に登るryuさん達がゆっくり登って気遣ってくれるのだが、
パーカーの下の薄手のセーターが暑くて脱ぎたい。
先程までなんともなかったのにオカシイナ
ほぼ頂上というところで、少々貧血気味になった。
わたしはここでちょっとギブアップする。
岩の上に座って、鼓動を落ち着かせる。
額から汗が噴き出たので暑さも調整出来た。
Eっちゃんが心配して
自分のペットボトルを飲むように勧めてくれる。
三口ほど飲ませてもらうと一気に元気になった。
水不足やわ。
日本一低い小野アルプスの最も高い山、
惣山の標高は198.9m
頂上までは短時間で登れる山のようです。
最近、ますます運動不足で、
平地はなんとか行けますが階段がきつい体脂肪率上がり気味の人間には、思ったよりきつかった。
Eっちゃん達は元気だ。
すっかり回復して
頂上で写真を撮ろうとしているところに、
丁度、3人の大学生くらいの男の子がすれ違い際に
「撮りましょうか」と声を掛けてくれた。
写真を撮ったり、展望台で「ヤッホー」「あっほー」と笑う。
下山しようとしたら、またさっきの3人の若者が引き返して来た
「道を間違いました」と言っている
ryuさんが「山の道は間違えても、人生の道は間違えるなよお」と笑う。
3人もはーいと笑って行き交った。
山は楽しいな。開放的だ。
マスクのゴムを片耳にかけ
下りの道は鶯が鳴くのを聴きながら
「ホーホケキョ、が鶯」
「テッペンタケタテみたいなのが、ホトトギス？」
と言いながら降りた。
楽しかった。
今日は急だったから、行けなかったけど、
次は夫も登るだろう。
そして帰りは星4以上と言われてる
駅の十割蕎麦屋さんに行きましょう。
